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ザビエルと天皇 [書籍紹介]

一部は、ザビエルが天皇に謁見しようと京都を目指した道中が描かれている。
結局、謁見できなかった。

二部は、九州の大名・大友宗麟。息子義統が黒田官兵衛から受洗したものの、
棄教。関ケ原で西軍につき、官兵衛に敗れる。
そして回心し質素だが穏やかな晩年だったそうだ。


三部はペトロ岐部。日本人で初めて、エルサレムに行き、バチカンに向かった。
そして日本に帰郷したのが1630年。16年ぶりに日本の土を踏んだが潜伏生活となる。
1639年7月4日、火あぶりにされ殉教。
この3行だけなら変わり者だが、読むと感情移入する。敬愛すべき行動力でした。


戦国・江戸期のキリスト教一般教養としてグッドでしょう。

ザビエルと天皇 (Forest Books)

ザビエルと天皇 (Forest Books)




「日本的キリスト教」を超えて (いのちのことば社) [書籍紹介]

半年前に読み、キリスト教の一般教養を読破したつもりでしたが、
ふりかえると、血肉となっていないようです。
今回は、毎日の更新を守るのみの投稿となりました。


「日本的キリスト教」を超えて (いのちのことば社) (21世紀ブックレット 55)

「日本的キリスト教」を超えて (いのちのことば社) (21世紀ブックレット 55)




新訳 フランス革命の省察 [書籍紹介]

エドマンド・バークがフランス革命について友人と交わした書簡。
読みやすい翻訳だったので、激しい苦痛は幸いにしてなかった。

フランス革命の急進的な政策により、副作用に対する手当は顧みられず、
多数の死傷者が生じる。

人民裁判により王を処刑したり、教会財産を没収したりと
人権を謡いながら人権を無視する「革命」の危険性を緻密に分析し批判する。

国教会であるバークの格調高い保守主義に触れることができる。


新訳 フランス革命の省察―「保守主義の父」かく語りき

新訳 フランス革命の省察―「保守主義の父」かく語りき

  • 作者: エドマンド バーク
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2011/03
  • メディア: 単行本



揺れ動く時代におけるキリスト者の使命 [書籍紹介]

以前、著者の『日本における福音派の歴史』から、戦前のキリスト教に対する弾圧の陰湿さを知った。その全体像を読みやすい文体で書かれていた。

本著作では、韓国での神社参拝の強要と、朱基徹牧師をはじめとした殉教、
そこに日本基督教団統理富田満の果たした役割等が記される。

氏の憲法観には賛同しかねるが、それ以外の問題意識、浅見仙作らの戦いへの共感を含め、知識量と読ませる筆力に感銘を受ける。

1か月も前に読んだ本だったので、あまり思い出せないが、血肉となったと信じたい。





聖書地図 [書籍紹介]

約30枚の地図カラーで記されている。
聖書1~2回目ならこれで充分でしょう。

本日の礼拝オアシス書店さんから500円にて購入。


聖書地図 (いのちのことば社) (エッセンシャル・バイブル・レファレンス)

聖書地図 (いのちのことば社) (エッセンシャル・バイブル・レファレンス)




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日本における福音派の歴史 [書籍紹介]

19世紀~20世紀、日本のプロテスタント福音派の歴史が記される。

↓はあくまでプロテスタントや聖公会に限っているので、
他宗教・他派の状況は分からない。

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日本では、宗教戦争や弾圧はなかったという者もいるが、
無知ならともかく、知って言っておれば、神罰が落ちるのは言うまでもない。

この書を読むまでは、軍隊形式である「救世軍」のことを、「チョット危ない人たちかも?」と思っていたが、そんなことはない。
昭和10年代までは、廃娼運動など社会運動に突き進み、
内務大臣が挨拶に来ることもあるなど、リスペクトされていた。

今日、救世軍にしろ、福音派そのものも、もっと理解されなければならない。

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いのちのことば社 -書籍のご案内
http://www.wlpm.or.jp/pub/serch_detail.cgi?keys33=%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%95%8F

シク教 [書籍紹介]

シク教の教義、歴史を知ることができる。
欧米のキリスト教圏の読者を対象としている原著を日本語訳したもの。

よって、キリスト教との類似性が意識されているので、
私は読みやすかった。

約500年の歴史を持つ一神教で、神の下で平等を説いている。
ムガールやインドで少数派として誇り高く生きてきた。

約2300万の信徒がおり、敬虔の度合いは違えど真摯な人たちでしょう。
外敵からの攻撃には命を懸けて反撃する。
彼らの正義に納得できる経緯が丁寧に記されている。

日本から視界に入りにくいが、
インド内のシーク教、ジャイナ教、仏教やキリスト教と良識ある少数派の人権状況に関心を寄せることで、人類の良識のプラス影響へと連動すると思いますね。

シク教 (21世紀をひらく世界の宗教シリーズ)

シク教 (21世紀をひらく世界の宗教シリーズ)




歴史を考えるヒント [書籍紹介]


歴史を考える際、言葉の果たす役割がどれだけ大きいか力説する。

例えば、「百姓」を今日では農家と限定して捉えている。
明治初期の統計でも、農家の割合が現実より多い。
実際は、林業や漁業、養蚕であれ、「百姓」だったそうだ。

又、「日本」や「関東」「関西」の言葉の起源を知らず使っている人は多い。

目からウロコの事例が集められている。


直接、宗教に言及しないが、宗教史を含め歴史を学ぶ際に、
頭の隅に置いといた方がいい、心構えを教えてくれる。
本当は、20代の教養書なのでしょうね。


歴史を考えるヒント (新潮文庫)

歴史を考えるヒント (新潮文庫)




世界三大宗教 [書籍紹介]

これは、大学生以上なら教養としてサラッと読むのに最適でしょう。

もう3ヶ月も前なので、目次を眺めても何が書いてあったか思い出せない。
32人の論客の文章だが、9割面白かったですね。
残りはそもそも興味なかったが、それでも勉強にはなった。(はずだった)

新鮮だったのが、柄谷行人氏の「普遍宗教は蘇る」。
他の論者は過去や現在を語っていたが、
氏は、宗教を観察し帰納的に得た枠組みをシステムとして説明していたと記憶する。
シビれましたね。

別の次元で考える訓練として、これだけでも価値ある文章のはず。





「昭和天皇実録」とカトリック [書籍紹介]

岩波新書からの原武史氏の著作では、どうも昭和天皇は占領期に改宗を考えていたらしい。
かなりカトリック関連施設に通ったり人と会ったりしている。


実際は在外公館や領事館は廃止されているので、GHQ以外に接触できる貴重な存在だったということでしょう。
改宗をシミュレーションしたことは一度はあっても二度は無いと思いますね。

昭和20年1月頃の「一発殴ってから講和」という「一撃講和論」に拘り、
7月末まで勅旨を神社に派遣して戦勝祈願したことで、
著者はそのことで、「戦争責任」を示唆しているが、
実際は、ソ連に仲介を頼む近衛の案で、沖縄も含めた国土と国民の労働力の提供を承認しているので、7月末からの神社での祈願は単なる「ヤケクソ」でしょうね。

確かホーリネスやメソジストの弾圧もあったが、パウロのような改心はなかった。
あれば、共産主義とはいえ恐怖を動機としてマッカーサーに防衛を依頼する交渉はしない。

占領期カトリックへ接近したが、昭和26年頃から最小限にする。
あくまでリアリストとしての判断で、賢明だと思いますね。

この著作は、同意できない箇所が若干あったとしても、
書かれている「改宗の噂」関連の事実や幼少から青年期の成長過程を参考にするなら良書だと思いますね。

「昭和天皇実録」を読む (岩波新書)

「昭和天皇実録」を読む (岩波新書)




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