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第5章 1-20 魂を救う [ヤコブ書]

ヤコブ書の最終節。

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remember this: Whoever turns a sinner from the error of his way will save him from death and cover over a multitude of sins.
罪人を迷いの道から連れ戻す人は、その罪人の魂を死から救い出し、多くの罪を覆うことになると、知るべきです。
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私は小学生と接することが多かったが、
子どもの罪は時に大人より残酷ではある。
言葉1つとっても遠慮を知らない。

その中でも何人かは魂を救ったかなと思える子がいます。
当時はキリスト教と無縁でしたが、今でもそれでよかったと思いますね。

第4章 1-17 不作為 [ヤコブ書]

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Anyone, then, who knows the good he ought to do and doesn't do it, sins.
人がなすべき善を知りながら、それを行わないのは、その人にとって罪です。
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日本人は作為的な悪は避けるが、善の不作為は平気である。
それは個々人の心情だろうが、集団となると「何でもあり」となる。
例を挙げればキリがないだろう。

神を信じていないので、不作為に罪を感じることはない。
国民が大量に死のうが、後から慰霊の儀式さえすれば万事乗り切れると、
そういうゲスの性根が日本人のデフォルトなのだろうとすら思えてくる。

第3章 1-18 小賢しい知恵 [ヤコブ書]

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But if you harbor bitter envy and selfish ambition in your hearts, do not boast about it or deny the truth.
そのような知恵は、上から出たものではなく、地上のもの、この世のもの、悪魔から出たものです。
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嫉妬、利己心、うぬぼれ、のような心理状態から出てくる知恵というのは、
天からの恵みではなく、地的なモノで真理に反する行為ということだ。

こういうことは、イエスを信ずる者では当たり前の共通見解だろう。

こういうことすら、知識人といえども信仰がなければ区別できない人が多いという気がしていますが、実際はどうなのでしょう。

第2章 1-26 裁かれる [ヤコブ書]


9
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But if you show favoritism, you sin and are convicted by the law as lawbreakers.
しかし、人を分け隔てするなら、あなたがたは罪を犯すことになり、律法によって違犯者と断定されます。
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「隣人を自分のように愛しなさい」という立法に対する違反のようだ。

それをヤコブは再確認した。

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Speak and act as those who are going to be judged by the law that gives freedom,
自由をもたらす律法によっていずれは裁かれる者として、語り、またふるまいなさい。
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こちらは、
この立法はモーセの立法ではなく、イエスを信じることで内面に宿る規律ということのようだ。


ヤコブはAD44年頃の殉教なので、パウロ全盛期前で、
目の前の具体的な問題に力点が置かれ、「行為」が大事だとしている。

しかし、12節の抽象度も高く、ルターが藁の書と切って捨てるようなものではないだろう。

第1章 1-27 the word of truth [ヤコブ書]

使徒ヨハネの兄弟ゼベダイの子ヤコブは、紀元44年頃にヘロデ・アグリッパ1世に捕らえられ殉教したと推定されている。

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James, a servant of God and of the Lord Jesus Christ, To the twelve tribes scattered among the nations: Greetings.
神と主イエス・キリストの僕であるヤコブが、離散している十二部族の人たちに挨拶いたします。
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冒頭に、離散している12部族のキリスト者に向けてと書かれている。
また、自分のことを、「神と主イエス・キリストの僕」と説明している。

このヤコブの手紙を、宗教改革時ルターは「藁の書」と言って何度も正典から外そうとしたようだ。贖宥状への批判と「信仰義認」を前面に打ち出す時代でもあり、「行為」に力点を置く「ヤコブ書」への批判も肯ける。
が、それは、ある時代のある地域において、何に力点を置くかという事柄で対立して捉え全否定するものではないだろう。


18
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He chose to give us birth through the word of truth, that we might be a kind of firstfruits of all he created.
御父は、御心のままに、真理の言葉によってわたしたちを生んでくださいました。それは、わたしたちを、いわば造られたものの初穂となさるためです。
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私が第1章で一番好きな節ですね。
真理の言葉によって新生命を与えてくださるということです。

James.JPG
『ヤコブ』(画:エル・グレコ・16世紀、ニジニ・ノヴゴロド美術館所蔵)
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