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第36章 1-13 土地か愛か [民数記]

父の死後の土地は男子がいない場合、娘が継ぐこととなったが、
結婚は同族とされた。

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Every daughter who possesses an inheritance in any tribe of the children of Israel shall be wife to one of the family of the tribe of her father, that the children of Israel may possess every man the inheritance of his fathers.
イスラエルの人々の部族のうち、嗣業をもっている娘はみな、その父の部族に属する一族にとつがなければならない。そうすればイスラエルの人々は、おのおのその父祖の嗣業を保つことができる。
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まぁ、兄弟がいなければ、娘たちは早い段階から心の準備はできているだろうから
問題は少ないだろう。

姉妹が多ければ、土地を放棄して他部族の男性に嫁ぐこともできただろうが、
娘1人の場合は、相続地最優先となるのでしょうね。

第35章 1-34 過失殺人犯の町 [民数記]

レビ族は土地を持たず、他の12部族の土地に町を持つことが命じられた。
48の町で、その内の6は「逃れの町」とされ、東西で3づつとした。

故意の殺人犯は殺されなければならないが、
過失の場合は、「逃れの町」に逃げれば被害者の家族の復讐から逃れることができた。

ここで面白いのが、大祭司が死が過失犯の罪をあがなうこと。

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because he should have remained in his city of refuge until the death of the high priest: but after the death of the high priest the manslayer shall return into the land of his possession.
彼は大祭司の死ぬまで、そののがれの町におるべきものだからである。大祭司の死んだ後は、人を殺した者は自分の所有の地にかえることができる。
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つまり、過失犯に殺された遺族は、大祭司が死ぬまでは殺すことができる。
しかし、「逃れの町」の外で見かけた場合。

そして、大祭司が死ぬと、復讐することが罪となる。
言いかえると、区切りが与えられる。

「逃れの町」があることで過失犯の場合の復讐の連鎖が抑えられている。
画期的な秩序に驚く。

第34章 1-29 土地分割のクジは10 [民数記]

イスラエルの土地の12分割がなされた、という予備知識だった。

しかし、厳密には、9.5部族、つまり10のクジ引きだった。


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Moses commanded the children of Israel, saying, "This is the land which you shall inherit by lot, which Yahweh has commanded to give to the nine tribes, and to the half-tribe;
モーセはイスラエルの人々に命じて言った、「これはあなたがたが、くじによって継ぐべき地である。主はこれを九つの部族と半部族とに与えよと命じられた。
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ヨルダン川の東で、ガド族とルベン族、マナセ族の半分が決まっていたのでしょう。
この3つがクジなのか合意だったのかは、今のところ書かれていないようですね。

第33章 1-56 神の信賞必罰 [民数記]

この章の前半で、この40年の旅程が記されている。
さらっと眺めただけで感慨モノなので、当事者は涙するに違いない。

しかし、出エジプト時の成年メンバーはことごとく死亡。
モーセとヨシュアと、誰だったかな?(追記 カレブでした)

後半、ヨルダン川の東岸から西岸のカナンの征服後の占領地の分割の話となる。

その前提として、皆殺ししなければならない。

しなければ、

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It shall happen that as I thought to do to them, so will I do to you."
また、わたしは彼らにしようと思ったとおりに、あなたがたにするであろう」。 ----

となる。

この考え方を昔のモノだと笑えればいいが、
突き詰めれば56節は神の論理として理解できるので恐ろしい。

第32章 1-42 目的完遂なくば死 [民数記]

イスラエルはヨルダン川の西、カナンを征服しなければならなかった。


が、現在、東を占領し、しかも良い土地だった。
ここで戦争を終え、平和に暮らすこともできる。

そう考えた者もいたが、

モーセは、


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and the land is subdued before Yahweh; then afterward you shall return, and be guiltless towards Yahweh, and towards Israel; and this land shall be to you for a possession before Yahweh.
この国が主の前に征服されて後、帰ってくるならば、あなたがたは主の前にも、イスラエルの前にも、とがめはないであろう。そしてこの地は主の前にあなたがたの所有となるであろう。
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と、東側の土地を領有したとしても、あくまで西側のカナンへの戦闘はしなければならないとした。

第31章 1-54 誘った女の罪と罰 [民数記]

かつて、イスラエルの男をダメにしようとミデアンの女性が武器に使われた。


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Behold, these caused the children of Israel, through the counsel of Balaam, to commit trespass against Yahweh in the matter of Peor, and so the plague was among the congregation of Yahweh.
彼らはバラムのはかりごとによって、イスラエルの人々に、ペオルのことで主に罪を犯させ、ついに主の会衆のうちに疫病を起すに至った。
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これは男の方が悪いが、女が、その男の主である神を冒涜したことにもなる
神の持ち物に手をつけたことになる。

この理屈が今日、腑に落ちた。

映画では、「アマロ神父の罪」は神父を誘った少女への罰を扱っていた。
この時は残酷だと思ったが、なるほど罪は重い。


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第30章 1-16 男尊女卑か [民数記]


娘の誓願は父が、妻の誓願は夫が、聞いた日に限りキャンセルできる。
過ぎてキャンセルすれば、男の方が罪を負う。


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Every vow, and every binding oath to afflict the soul, her husband may establish it, or her husband may make it void.
すべての誓願およびすべてその身を悩ます物断ちの誓約は、夫がそれを守らせることができ、または夫がそれをやめさせることができる。
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物を断つのは飲食物でもあったろうが、
預言者サムエルの母は、男の子が欲しくて、授かったら「その子の一生を主におささげします」と誓願した。


この誓願に夫も反対しなかったようだ。
乳離れしたサムエルは祭司に預けられたそうだ。

そういう誓願もあるようだ。
父や夫の権利もあるだろということも理解できるが、
逆は認められてないから男尊女卑ということもできる。

男尊女卑は人間の概念なので、神が定めた秩序と理解するしかないか。

第29章 1-40 BC13で、トランペット? [民数記]

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"'In the seventh month, on the first day of the month, you shall have a holy convocation; you shall do no servile work: it is a day of blowing of trumpets to you.
七月には、その月の第一日に聖会を開かなければならない。なんの労役をもしてはならない。これはあなたがたがラッパを吹く日である。
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レビ記23章が初だったが、

trumpets となっているので、気になる。


現在のS字の形になったは1430年だそうだ。
エジプトの出土品で3000年前からあるが、
モーセの時代は3300前。角笛で、雄羊の角だそうだ。

ホルンの方が近いだろう。

第28章 1-31  過剰な負担 ささげもの [民数記]

もうすぐカナン占領なので、改めて、神へのささげものの規定が書かれたようだ。

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"Command the children of Israel, and tell them, 'My offering, my food for my offerings made by fire, of a pleasant aroma to me, you shall observe to offer to me in their due season.'
「イスラエルの人々に命じて言いなさい、『あなたがたは香ばしいかおりとしてわたしにささげる火祭、すなわち、わたしの供え物、わたしの食物を定めの時にわたしにささげることを怠ってはならない』。
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1日が安息日だと、小羊が11頭必要だそうだ。
全人口が200万人規模の集団なので、過剰な負担ではないだろうが、
ケチる根性を抱いてはいけない。

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第27章 1-23 モーセからヨシュアへ [民数記]

モーセは死の間際、自分に従ってきた従者のヨシュアを後継者に指名した。
むろん、神の命だった。


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Yahweh said to Moses, "Take Joshua the son of Nun, a man in whom is the Spirit, and lay your hand on him;
主はモーセに言われた、「神の霊のやどっているヌンの子ヨシュアを選び、あなたの手をその上におき、
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モーセは出エジプトの功労者で大預言者なので、当然、全権がある。

その後に、モーセの兄が大祭司になり宗教面はアロンが担当する。
が、モーセはいわば創業者なので幕屋も至聖所にも当然に入れる。

この段階で、軍事と宗教が分離する。

大祭司アロンが死に、息子のエルアザルが継ぐ。
宣戦布告や講和といった政治面はヤーヴェの言葉を聞くことの可能な大祭司だった。

ヨシュアが継いだのは統帥権。

こうして軍事独裁にならないように、権限を分離しイスラエルの繁栄へと導いた。