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第11章 1-20 頓珍漢な他人の説教 [ヨブ記]

今度はゾバルという男が説教しだした。
また因果を語り、ヨブを苦しめるようなことを言った。

14-15
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If iniquity is in your hand, put it far away. Don't let unrighteousness dwell in your tents. Surely then you shall lift up your face without spot; Yes, you shall be steadfast, and shall not fear:
もしあなたの手に不義があるなら、それを遠く去れ、あなたの天幕に悪を住まわせてはならない。 そうすれば、あなたは恥じることなく顔をあげることができ、堅く立って、恐れることはない。
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不義が無いのに苦難に合ってるからヨブは困り果ててるのである。

神に対して正しい者であることは、神自身が知っていて、ヨブを苦しめることをサタンに許可しているが、そのようなことヨブにも誰にも分かるはずがないから、
ヨブは友人の言葉すら慰めにならない状況となっている。

恐ろしいとしか言いようがない。

イエス・キリスト以前なので、ヨブの苦しみは絶望で死にたかったでしょう。

イエスは無実で十字架に架かった以上、イエスは完全な存在で、
今日では少なくともイエス・キリストを信じることで天国にいける新約時代である。
旧約時代に生まれなくてよかったと心底思う。

第10章 1-22 死ぬ前に神と離れたい [ヨブ記]

ヨブはさらに反論する。

神の主権性は認め、現在生かされていることは理解しつつも、
罪のない罰を受けていることに絶望している。

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Aren't my days few? Cease then. Leave me alone, that I may find a little comfort,
わたしの命の日はいくばくもないではないか。どうぞ、しばしわたしを離れて、少しく慰めを得させられるように。
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せめて死ぬ前に離れてくださいと神に向かって言っている。

虐待された子が親に言うようだ。
そこには哀しみしかない。
そこまで神はなされた。
分かりませんが、そこにある意味が重要なのでしょう。

第9章 1-35  不条理に笑顔 [ヨブ記]

他人はヨブや家族に原因があって、現在の苦難があると言った。

ヨブは自らの心境を語った。


27-28
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If I say, 'I will forget my complaint, I will put off my sad face, and cheer up;' I am afraid of all my sorrows, I know that you will not hold me innocent.
たといわたしは『わが嘆きを忘れ、憂い顔をかえて元気よくなろう』と言っても、
わたしはわがもろもろの苦しみを恐れる。あなたがわたしを罪なき者とされないことをわたしは知っているからだ。
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「どんなに辛くても笑顔でいろ」というスピ人間はよく言う。

全てはケースバイケースで、どんな状況にでも通じるような魔法はないとは思いますね。

塩狩峠 [映画]

(1973日)明治42年、制御不能の汽車を身体で止めた長野政雄の実話。

明治10年に東京で生まれ、近所の友人と足の悪い妹と知り合う。
しばらくして彼らは北海道に引越したが、自分も成人して北海道に行く。

彼らと再会するも、彼女は足と肺結核で寝ていた。立ち歩くことが可能となるまで10年超の愛を育む。
明治42年2月28日、汽車で札幌に向かった。塩狩峠の頂上付近で最後部車両が離れた。
結納の日だった。

長野はハンドブレーキを回すものの、効かなかった。


彼は、耶蘇嫌いの祖母に育てられたが、事情はあったものの聖書を読むこととなる。
長野は、幼少から真面目な人間だった。自らの「傲慢の罪」を苛烈に悔いる人間だった。

生きるためならケガしても飛び降りればいいが、
彼は職業意識と信仰を実践し、殉職した。

作品としても丁寧に作られていたと思いますね。

彼のような、「神や他人のために」死ねるような危険人物は昭和になれば言論活動をしでかしたやもしれない。
治安維持法や不敬罪も覚悟で正論を主張し続けただろう。

内務省にとっては手間がかからなくて実によかった。

語り継がねばならない。

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彼の場合は「結納の日」という肝心な日にこういうことが起こった。

彼の殉職の後、友人は「神よ」と叫んだが、
そう叫ぶしかなかっただろう。

この「結納の日」だったからこそ、彼女は「妻として」誇りを持ち過ごした。

「事実は小説よりも・・・」と言うが、
恨み事を言うのではなく、ただ「神よ」と叫ぶしかない現実を、
それでも神に感謝して生きていくのが被造物のできることなのでしょうね。

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第8章 1-22  原因のない不幸 [ヨブ記]

ヨブを励ます者が他にもいた。
が、彼もヨブやその子が悪いのが原因だと言った。
正当な応報思想であり、もっとも誰にも理解されやすい考え方だった。

ヨブにとってはうんざりだっただろう。
どうしようもなかったが、神に祈るしかないことはヨブももちろん知っていた。


3
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Does God pervert justice? Or does the Almighty pervert righteousness?
神は公義を曲げられるであろうか。全能者は正義を曲げられるであろうか。
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だから自分か家族が悪いのが原因なのだと言う。


ヨハネ福音書の9章でイエスは弟子に盲人のことで誰が悪いのか聞かれた。

イエスは本人や両親が悪いのではなく、
「ただ神のみわざが、彼の上に現れるためである。」

と言った。

私たちは、不幸を見る時、「因果があったのだろう」と考えがちだ。
が、その考え方で接することは人を苦しめる。

「ただ神のみわざ」

とまずはニュートラルに観るべきなのでしょう。


第7章 1-21 ヨブの絶望 [ヨブ記]

ヨブは闇にいた。

7
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Oh remember that my life is a breath. My eye shall no more see good.
記憶せよ、わたしの命は息にすぎないことを。わたしの目は再び幸を見ることがない。
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絶望の底にいる。
私はそういう時期が長かった。

私は罪人だが、ヨブは正しかった。
そんな彼が理不尽な仕打ちにあっていた。

生きることそのものが苦痛な状態。
どうしたらいいか分からない。

が、自死は選んではいけない。
ヨブはどう脱したのだろう。続きが気になる。

第6章 1-30 ヨブとイエスの苦しみ [ヨブ記]

エリファズはヨブの苦難は原因があると言った。
常識的には悪因があって苦難という結果があると考える。

が、ヨブは神に対して正しい者だった。
だから、彼の言葉は、良心から発していてもヨブには苦痛だった。


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Is there injustice on my tongue? Can't my taste discern mischievous things?
わたしの舌に不義があるか。わたしの口は災をわきまえることができぬであろうか。
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ヨブは言った。心から叫んでいただろう。


全く罪のないイエスは、自分が聖書で預言されているメシアだと理解していたので、
こういう叫びは生じなかった。

その意味ではヨブの苦しみの方が辛い。

第5章 1-27 家族が奪われようとも [ヨブ記]

ヨブは正しい人だったが、神がサタンに許可を与え、家族を失い身もボロボロになった。
が、希望を与えてくれた。

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You shall know also that your seed shall be great, Your offspring as the grass of the earth.
また、あなたの子孫の多くなり、そのすえが地の草のようになるのを知るであろう。
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かけがえの無い家族だったが、神がなされたことはどうしようもなかった。
ただ、また与えてくださるのなら感謝するのが被造物の義務なのでしょう。
神に対して恨んだり根にもってはいけない。

イサクを殺そうとしたアブラハム同様、神は絶対なのだ。

第4章 1-21  罪なき死 [ヨブ記]

エリハズの神学が語られる。

7
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"Remember, now, whoever perished, being innocent? Or where were the upright cut off?
考えてみよ、だれが罪のないのに、滅ぼされた者があるか。どこに正しい者で、断ち滅ぼされた者があるか。
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後の世にイエスがそうだった。
ヨブはイエスのように全く罪のない人間とは言えないにしても、
基本的に正しい人間だろう。

その他でもいくらでもいるだろう。

が、ヨブを元気づけるために言っているので、その意味で正しい。

第3章 1-26 生まれなければよかった、と恨む [ヨブ記]

ヨブの姿がサタンにより変形され、耐えられるものではなくなった。

ヨブは生まれたことすら恨んだ。


11
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"Why didn't I die from the womb? Why didn't I give up the spirit when my mother bore me?
なにゆえ、わたしは胎から出て、死ななかったのか。腹から出たとき息が絶えなかったのか。
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ここまでヨブは生まれたことを恨んだ。
生まれた瞬間に死ねばよかったとまで具体的に考えた。

「なぜ、生まれてきたのか?」と私も考えたことがある。

私ははじめから闇の世界だったが、
ヨブは主に敬虔だったが、闇となった。

それでも、神に対しては疑問は呈しても、悪態はついていない。

気持ちはひしひしと伝わってくる。